フランケンシュタイン2020 感想①

こんばんは、あさがおです。

 

今日は、宝塚ではありませんが、ミュージカル「フランケンシュタイン」について、つらつら書こうかなぁと思います。

 

 

ミュージカル「フランケンシュタイン」。

韓国発ミュージカルで、日本初演は2017年でした。

 

ちょっと想い出話をさせていただくと、私、初演も観たのです。

そこで、ちょっと、それまでにはなかった体験をし、とても感動したんです。

それは何かと言うと、「新しい舞台を、演者と客席が一緒に育てていく」ということ。

 

初めて観たのは、上演期間の最初の方だったんです。

その時は、そのストーリーと演出の過激さに、正直、衝撃を受けました。

それは私だけではなくて、周りのお客さんもそんな感じでした。

ちょっと「シーン」とするような、驚きを隠せないような空気を感じました。

もちろん、楽曲の素晴らしさと、出演者の皆さんの歌唱力には圧倒されたので(主演コンビは柿澤勇人さんと加藤和樹さんでした。)、「これは凄いミュージカルだぞ」とは感じました。

 

その後、1週間おきくらいで観にいったのかな?

 

たしかそうだったと思う。

 

回数を重ねるごとに、楽曲も覚えてきて、その素晴らしさをより感じるようになり、出演者の熱演ぶりも相まって、どんどん熱狂していったんですよね。

周囲のお客さんを見ても、リピーターが増えてきてるなと感じました。

そして、私だけじゃなく、客席全体が、どんどんこの作品にのめり込んで行っているのが分かったんです。

最後に観たのは東京千秋楽の前日でしたが、その頃にはフランケン・フリークがたくさん誕生してたと思う。

本当に、「熱狂」という言葉しか見つからない雰囲気でした。

客席の熱に応えるように、舞台上の役者のお芝居もどんどん熱くなっていたように感じました(もちろん、合わない方もいらっしゃったとは思いますが)。

その時、「ああ、こうやって新しい作品を客が受け入れて、育てていくということがあるんだ」と実感したんです。

まさに、舞台上と客席が一体となって、一緒に作品を育てたという感じでした。

そのような場に立ち会ったのは初めてだったので、そう言った意味でも想い出深い作品になりました。

また、これまで日本ではあまりなかった種類の、ある意味「問題作」とも言えるこの作品が、こんなに受け入れられるなんて、日本のミュージカル・ファンもなかなか捨てたもんじゃないなぁとも思ったのでした(誰目線なのやら)。

 

 

そして、今回の再演が発表されるまでの約2年間。

耐えましたね〜。

そもそも、再演されるかどうかわからない状態でしたから。

その状態で、定期的にやってくる「フランケン・ロス」。

唐突に、「フランケンシュタインが観たいいいいいいいい!!!!!」ってなるんです。

ところが、宝塚と違って、音源も映像も発売されない。

ひたすらYouTubeで3分程度のPVを観ながら、心を慰める日々でした。

 

再演してほしい・・・。

でも、割と過激な作品だったし、一部ではウケたけど一般ウケしないと判断されてたら二度と上演されないかもしれない・・・。

 

そんなことを思いながら2年もの間、悶々としていたわけです。

 

ですから、再演の報を聞いたときは、本当に本当に本っっっ当に!嬉しかった!!!

夢見心地でした。

しかも、濱田めぐみさん以外は初演キャストのまま!

ううっ 幸せっ(涙)

 

 

 

 

ということで長くなりましたが、とっても思い入れのある作品だったわけですね。

もう、2020年の1月2月は、フランケンシュタインに捧げる気満々でございました。

今年、初めて観劇に行った時は、開演前からワクワクワクワクしてしまって。

そんな状態になるのは、かなり久しぶりだったな。

宝塚もそれ以外の作品も、観る前は当然楽しみなのですが、フランケンシュタインは、「もうすぐあの楽曲にまた会える!」と思うと、もうもう心臓が張り裂けそうなくらい楽しみで、テンションが上がってしまい、ちょっとキャラが変わってたくらいでした(大げさではなく)。

 

そんな感じで幕開けしたミュージカル「フランケンシュタイン」。

 

今、とっても幸せです。

予定通り、ほぼ毎週末、劇場に馳せ参じております。

それでも、もっとチケットを取っておけば良かった!と思う始末。

 

 

「フランケンシュタイン」のすごいところは

      中だるみがない

ところ。

 

普通、何回も観てると、休憩時間というものがあるものです(幕間のことではなく)。

でもフランケンにはそれがない。

始まってから最後まで、客が飽きたり、ダレたりする場面がない。

毎回毎回、初めて観るかのように「今観ている場面」に引き込まれて集中してしまうんです。

飽きない。

それは、各出演者が2役演じているという点にも理由があるのかもしれません。

 

あとは言わずもがな、楽曲の良さ。

どの楽曲も、旋律が美しいだけでなく、オケのアレンジも劇的で素敵。

ブロードウェイのもののように洗練されていない部分もあるかもしれないけれど、人の心を打つメロディなんですよね。

そして何より、日本語への訳詞の素晴らしさ。

森雪之丞さんの訳詞は、美しさと醜さのバランスが良くて、うまく表現できませんが、とてもとても胸に刺さります。

綺麗な言葉を並べているだけではないんですよね。

「レ・ミゼラブル」や「ミス・サイゴン」の岩谷時子さんの訳詞もそうですが、日本語としてお上品で綺麗な言葉ばかりを使っているわけではない。

少しゴツゴツした言葉やザラッとした表現もあるんです。

敢えて小慣れていない、雑な表現を使っているというか。

だから聴き流してしまわない。

でも、メロディとの乖離がないので、耳触りは悪くない。

 

例えば、カトリーヌのソロ曲の中に「生きても意味がない」という歌詞がありますが、これもとても口語的というか、非常にストレートですよね。

「意味がない」なんて。

詩的な表現ではない。

でも、だからこそカトリーヌの境遇、心境がどストレートに胸に突き刺さるわけです。

余談ですが、「生きても意味がない」という言葉自体、(簡単な表現ですが)聞き慣れない言葉で、初演の時も印象に残りました。

「生きてる意味がない」はよく聞くけど。

 

 

 

 

 

そう、こんな風に、語りたい場面が多すぎて、とても一度では語り尽くせない・・・。

なぜ東京公演中からコツコツ書かなかったのか・・・。

もう名古屋公演が千秋楽を迎えてしまったじゃないか(おめでとうございました)。

きっと大阪公演が終わるまでに書き終わらないよ・・・。

 

それでも書き続けると思いますので、ご興味のある方はお付き合いくださいm(_ _)m

 

ひとまず、今日はこの辺で。

また〜🍀