その美貌を味方につけた彩凪翔、美貌を忘れさせた朝美絢 〜その2〜

こんにちは、あさがおです。

 

公演は(だいぶ前に)終わってしまいましたが、前回の投稿の続きで「壬生義士伝」におけるあーさこと朝美絢さんについて。

 

あーさは全宇宙🌎 が認めるとおり、とんでもない美貌の持ち主、美の塊、美の権化、神、etc...であります。

あまりに美しくて、ほとんどの方は彼女のお顔に目を奪われてしまいますが、比較的あーさのお顔を見慣れて耐性がついたファンの方々が主張されているとおり、歌もダンスもお芝居も、きちんと実力を備えたスターさんです。

とは言え、これまでは、やはり「美少年」「美青年」役が多かった。

致し方ない。

あんなに綺麗なんだもの。

そして、あの美貌と役のキャラクターが噛み合って、物語に説得力を与えたのが「ひかりふる路」のサンジュスト。

これがあーさの正しい起用法なのかなぁと思っていました。

「美しい」◯◯役。

 

「ファントム」のあらん・ショレ役は、「敢えてイケメンじゃない役を振ってみました。てへっ😇」って感じだったし(伯爵役はイケメンだったし)。

「20世紀号に乗って」は、特に容姿に言及のない役でしたし、彼女自身にコメディ・センスもあることを知らしめた作品だったとは思いますが、やっぱり「イケメン役だよね」と自然に思ってた(だって顔がイケメンだったから)。

 

 

そんなイメージだったので、「壬生義士伝」であーさが斎藤一役をすると発表があった時は、「へぇ〜?」と思いました。

斎藤一、新撰組ファンでもそうでなくても、歴史上、名の知れた剣客でありますし、私も好きなキャラクターですが、顔面については女性の興味を引くような人ではなかった気がしたので。

某タカラジェンヌの愛読書である某マンガでも、全然イケメンに描かれてないですしw

映画版では佐藤浩市さんが演じられ、そりゃ佐藤さん自身は男前だけど、カッコ良い男性として演じられてはおらず、どちらかと言えば粗野というか、乱暴というか、男臭い感じの印象でした。

 

それを、あーさがやるの?

まあ、良い役だからなぁ。

咲ちゃんがやるかと思ってたけど、大野役ということは、多分吉村と大野の側面から描きたいんだろうなぁ(握り飯の場面で泣かせるつもりだな)。

それなら番手的にもあーさが斎藤なのか(翔くんは斎藤って感じじゃないし)。

ま、要するに、イケメンの斎藤一ってことか。

 

などと悶々と考えてました。

 

 

で、蓋を開けてみたら。

 

 

タイトル通り、あーさは、観客に(少なくとも私には)、自身が美の塊であることを忘れさせていたなと思います。

うまく言葉にできませんが、すごく分厚い役作りしてきたなぁと感じました(本当に表現力がない)。

意識的に佐藤浩市さんの斎藤一に寄せていたのかは分かりませんが、佐藤さんのセリフの言い方に似てた気がします。

低く押し殺したような喋り方で、粗野で男臭い。

これまでの役のあーさのセリフの言い方や発声は、キラッと華やか✨✨だったのに、今回はめちゃくちゃ男臭かった。

土と汗と血の匂いがしそうだぜ・・・となぜか私も客席で男臭くなっていました笑

いつものようにパァ〜っと客席に光を撒き散らすこともなく、どちらかというと地味だったけど、あーさがそんな演技をしているということに感動してしまいました。

 

 

そして、咲ちゃんが大野役をしたことによって斎藤一の物語での比重が、原作や映画と比べて小さくなっていたこともなく、やっぱり主人公の吉村貫一郎と並ぶ存在感のある役だと感じました。

ですから、あーさが学年と番手から期待されるレベルのお芝居をしていたら、途端に深みのない作品になっていたのではないかな。

 

いや、というより、あーさがだいもん(望海風斗)と対等に渡り合うほどの骨太の芝居をしたから、作品の中の斎藤一の存在感が大きく感じたのかな(だいもんが貫禄のない役だったことを差し引いても)。

あーさが下級生らしいお芝居をしていたら、「あ、やっぱり宝塚版は吉村と大野の話なんだね。斎藤は脇役の一人か。」と思っていたかもしれません。

そして、それでも「そういう作りにしたんだ」と思うだけで、特に違和感はなかったかもしれない。

 

結果的に、あーさのお芝居のおかげで、吉村×大野だけでなく、吉村×斎藤の関係性もグッと前に出てきて、全体的に厚みのある作品になった気がします。

 

今思い出しても、あーさの斎藤一は良かった・・・。

全然見目麗しいと思わなかった・・・(褒めてます)。

 

 

 

 

 

前回書きなぐった翔くんといい、やはり雪組は日本物が強い。

着物の着方とか所作がうまい。

その上、一人一人の役作りがとっても良かった。

東京公演では、少なくとも、以前このブログでも指摘した、「悲しくて泣ける」を超えたものになってたと感じました。

脚本、演出に関しては何も変わってなかったので、組子はものすっっっごく健闘したと思います。

一人一人がとっても魅力的で、一人一人が愛おしく、胸が締め付けられました。

 本当に、劇団と石田先生は、雪組子に感謝すべき。

 

 

 

次回は二手に分かれての公演ですね。

永久輝せあ君と朝月希和ちゃんの雪組生として最後の公演になります。

ひとこちゃん、雪組にいてほしかった。雪組の御曹司だったのに・・・。

希和ちゃんも、これまでの雪組娘役とは少し違う雰囲気で、好きだった。

二人が花組に行くのなら、花組も観に行かなければなりませんね・・・。

千秋楽まで、雪組生として楽しく舞台に立ってほしいです。

 

 

 

 

ではでは、この辺で🍀